導入事例から読み解く、教育機関におけるMacの魅力とは | Edu at Mitani    
2021/01/13

導入事例から読み解く、教育機関におけるMacの魅力とは

GIGAスクール構想の普及するにつれて、iPadをはじめとしたApple製品に注目が集まっています。一方、同構想における導入対象のデバイスは基本的にiPadなため、iMacやMacBookなどのPC端末の導入を検討する学校はそれほど多くないと考えられます。しかし、Macを学習用端末として活用している教育機関は数多くあり、iPadや他のOSと連携してより高度で効率的な環境を構築している事例も少なくありません。その一例を紹介するので、この機会にぜひ確認してください。

Macを導入する教育機関

それぞれの実例を導入する前に、Macを導入することが多い教育機関や学科について簡単に例を挙げていきます。

■Macの導入機会が多い教育機関
・プログラミングを扱う情報系
・illustratorなどを使うデザイン系(Web、アパレルなど)
・映像、アニメーション制作
・設計などを行う工学、建築
・美術系のCG、デザイン

傾向としては、専門的な分野を学ぶ高等専門学校や専門学校、大学であったり、クリエイティブな作品を制作する学科が設置されている学校にiMacなどが多く導入されています。個人で購入するときはスペック等が比較対象になりますが、学校に導入する際は「管理の容易さ」や「運用のしやすさ」、「ランニングコスト」などが大きな焦点になることが多いです。その活用事例を以下で紹介します。

シェアトップクラスのOSを使いこなせる人材育成につなげる

Microsoft社が提供するWindowsはシェアトップクラスのオペレーティングシステムで、日本の一般的な企業では多く導入されています。一方、先述のとおり、デザインや設計、プログラミングなどのクリエイティブなシーンではMacが採用されることが多いのが特徴です。既存のWindowsのパソコンに加え、400台のiMacを導入することで、どちらのOSも使用できる「情報リテラシー」の高い生徒を教育するための環境を構築したのが札幌学院大学です。

同大学は、9教室と図書館にMacを新たに導入。Appleが提供する「BootCamp」を利用することで、MacとWindowsの両方のOSが使える「デュアルブート環境」を構築しました。結果、電源管理・OS環境の復元やウイルスソフトの自動更新などの管理の省力化、イニシャル/ランニングコストの低減にも成功しました。

※関連ページ:導入事例「9教室と図書館にiMacを計約400 台導入しMac/Windows のデュアルブート環境を提供」
 https://www.mitani-edu.jp/case/sapporogakuin/

管理業務の効率化・省力化を実現

石川県にある石川工業高等専門学校は、2016年に学内の演習用コンピュータを刷新。約200台のiMacを導入し、新たな情報教育システムを構築しました。情報教育システムを刷新するうえで解決したい課題に上がったのが「管理業務のノンストレス化」です。同校では数百台の端末管理を少数の担当者で行っているため、その省力化や効率化が目下の課題となっていました。

これらの課題を解決するためには、導入したMacを集中管理できる環境の構築が不可欠。そこで、iMacにWindows10とMac OSをインストールすることで札幌学院大学のような「デュアルブート環境」を構築。それぞれの動作環境はサーバーから一斉配信することで、「学生用端末の操作ロック」や「テスト回答などの回収」、「教員の端末の画面を学生機に共有」、「ファイルの一斉配信」といったシステム管理のほか、クラス運営などの負担軽減につながっています。

※関連ページ:導入事例「管理業務をストレス無く行いたい」
 https://www.mitani-edu.jp/case/ishikawakosen/

大規模ネットブートの環境構築に活用

macOSの機能である「NetBoot(ネットブート)」を利用して、物理的に離れた1000台超のiMacを一元管理し、運用業務を容易にしている例もあります。

国立大学法人神戸大学では、Mac miniを複数台組み合わせて計1300台のiMacを連携しています。これにより、原則、構内のどの教育用端末(iMac)からログインしても各学生の利用環境を再現できるので授業のペーパーレス化やアクティブラーニング支援などに役立っています。さらにmacOSは更新頻度が少ないので、アップデートに対応するために業務が発生しにくいというメリットもあるほか、同大学では教務システムと連携することで、より円滑な業務の推進を実現しています。

※関連ページ:導入事例「システム刷新に伴い1309台のiMacを一元管理」
 https://www.mitani-edu.jp/case/kobeuniversitya/

Macの適切な導入と運用には事前の計画が重要

年々、日本においてもMacの導入を検討する教育機関が増えています。今後もその傾向は弱まることはないと予想されているので、Mac、もしくはWindowsとの併用するシーンを想定して今のうちに情報収集しておくことをおすすめします。
また、Macなどの一斉に導入する際は、従来のネットワーク環境の課題や引き継ぎたい利点、導入に関わるコストや時間、運用の手間などの比較軸などを明らかにしておきましょう。今回、紹介した大規模な導入事例は三谷商事が各業者や導入先の担当者様と連携した成功事例です。これからMacの導入を検討している担当者の方はぜひ一度、他の導入事例も確認してみてください。

※関連ページ:導入事例
 https://www.mitani-edu.jp/case

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