Apple社の「iPad」を採用した基本パッケージ

公開日:2020/06/05
最終更新日:2022/08/10

こんにちは、三谷商事 文教営業部です。
2019年12月、文部科学省より児童生徒の一人に一台の端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する「GIGAスクール構想」の実現についての補正予算案が閣議決定されました。これにより、これからのIoT、AI、ビッグデータなどの技術を取り入れたSociety 5.0の社会を担う子供たちの教育環境がまた一歩、整備されていくことになるのはとても喜ばしいことです。

今年、新型コロナ感染拡大に伴い、未曾有の緊急事態宣言が発令され、外出もままならない状況が続いていますが、このことがきっかけで世の中のオンライン化が急速に進んだことは唯一の光明だったのではないでしょうか。学校の再開目処が立たないイレギュラーな状況もありましたが、「GIGAスクール構想」も、より早い整備に向けて準備が必要になることだと思われます。

そのような中、去る3月、どのような端末を採用したらいいのか、またどのように運用していけばいいのか、各学校や自治体でのご検討の参考になるべく、認定のメーカーやベンダーによる自治体ピッチが行われました。

自治体ピッチ当日は、YouTube LIVEでリアルタイム配信され、視聴者はSli.doで登壇者へ質問できるシステムでした。すでに参加された方も多数いらっしゃると思いますが、もし見逃した方、もう一度見たいという方は、下記のサイトよりアーカイブを視聴することができます。
https://www.learning-innovation.go.jp/giga/

弊社、三谷商事も、Apple教育機関向け正規販売店(Apple EduVAR)、Google for Education認定リセラーとして、自治体ピッチに参加していますのでぜひご覧ください。

自治体ピッチでは、「GIGAスクール構想の実現パッケージ」という、運用と利活用をパッケージとした標準仕様の参考例と、各学校、自治体様が必要なものを取捨選択したりアレンジしたりできるようなパッケージを各社が用意し発表しました。

標準仕様で推奨されているOSはマイクロソフト社「Microsoft Windows」、Google社の「Chrome OS」、アップル社の「iOS」の3種類で、弊社、三谷商事は、Apple教育機関向け正規販売店(Apple EduVAR)、Google for Education認定リセラーとして「Chromebook」、「iPad」を含めた基本パッケージ、応用パッケージをご用意しています。

今回は、「iPadを採用した基本パッケージ」についてお話したいと思います。

三谷商事の「iPad」基本パッケージ45,000円(税込)

・「iPad 第7世代 32GB」(10.2インチ)
・有線キーボード(MSソリューションズ)
・ハードケース(無償/サンワサプライ)
・Jamf Pro 5年分 (Apple専用)

日常的に、家庭でスマホやタブレットに親しんでいる児童生徒も多い中、その延長線上で利用できるものの代表はiPadでしょう。

iPadには、Pages、Numbersといった、ドキュメント作成のためのアプリケーションから、プレゼンテーションアプリケーションのKeynote、動画編集ができるiMovie、音楽の編集ができるGarageBandなど、無料のアプリケーションが豊富に揃えられており、児童生徒の個性あふれるクリエイティブが光る楽しい授業が増えそうです。

先生方に対しては、いつでもどこでも自分のペースで学習できるApple Teacherというラーニングプログラムが無料でご利用できます。そのほか、iPad基本操作利活用研修や、Apple製品の基礎スキルが身につくApple professional Learningなどもご用意しています。

また、学校への端末導入の際に必須なのが、端末の一元管理システムMDM(モバイルデバイス管理 Mobile Device Management)です。初期設定や遠隔からすべての端末が管理できるので、万が一紛失した際も、MDMの機能でデバイスの行方を捜したり、リモートロックやワイプ機能で、第三者による操作がされることを防いだりすることができます。

MDMにはすぐれた製品が様々ありますが、三谷商事では、Jamf Pro(ジャムフプロ)を採用しています。Jamf Proは、特にAppleデバイスに特化しており、Apple側でアップデートが行われた際には、Appleの発表より24時間以内に最新機能に対応した0デイアップデートされることが優位な特徴です。

そのほかの一元管理の機能としては、ワイヤレスで児童生徒に向け、アプリケーションを配布したり、、アプリ購入禁止などの機能制限をかけたり、夜間にソフトウェアのアップデートをすることもできます。

弊社では、複数の教育機関にすでにiPad導入の実績がございますので、事例にご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

次回は、その導入実績に基づいたご提案「iPad 応用パッケージ」をご紹介いたします。

教育機関での【iPad管理】に関する資料を公開しています。

~ 教育機関におけるiPadの管理 ご紹介資料 ~

資料の内容

○iPadの管理方法
○iPadの管理でできること
○Apple Configurator 2による管理
○MDM + ADE による管理
○コンテンツキャッシュ

~ Apple School Manager 入門書 ~

資料の内容

〇ASMとは
〇ASMの開設
〇Appとブック
〇Managed Apple IDの管理
〇クラスの管理
○デバイスの管理

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