生徒のパスワード対応増えてませんか?
教育現場でモバイルデバイス が普及し様々なサービスを利用して授業が実施されています。
様々なサービスを利用するようになると、サービスを利用するためのアカウントやパスワードの数も増えていきます。
アカウントやパスワードが増えると、生徒の「パスワード忘れ」に対応する回数も比例して多くなります。
よくある運用としては「同じパスワードを利用する」ですが、サービスによっては定期的にパスワード変更を求められたり、パスワードの複雑性を要求されたり。。。
そんなID管理にお困りのIT管理者の皆様へ、iPadパスワード管理のベストプラクティスについてご紹介していきます。
今すぐできるiPadの自動入力
利用者がiPadで簡単にパスワード忘れを防ぐ機能があります。
iPadの[設定] -> [パスワード] -> [自動入力]を有効にすることで、iPadに登録済みのサインイン情報を自動入力することが可能になります。
※利用するには、アプリが自動入力機能に対応している必要があります。
例としてSafariでの自動入力の利用を紹介します。
Webサービスのサインイン画面で、キーボード入力状態にし、[パスワード]をタップします。
[パスワードを自動入力]画面が表示されたら、新規パスワードを追加します。
サインインに利用する[ユーザ名]と[パスワード]を登録し、保存します。
Webサービスのサインイン画面で、キーボード入力状態にすると、自動入力を促す画面が表示されます。該当する”ユーザ名”をタップします。
※初回登録時は、ユーザ名が既に入力されていることがあります。
パスワード画面でも同様の表示がされます。該当する”ユーザ名”をタップします。
同様に他のサービスも自動入力することで、iPad上に保持された情報にてサインインが可能になります。
ただし、iPadを初期化するとすべての情報が消えてしまうため、注意が必要です。
iCloudキーチェーンと連携することで、iPad初期化などにおいても、iCloud上にバックアップとして保存することは可能ですが、管理対象Apple ID(Apple School Managerにて発行されたApple ID)では、iCloudキーチェーンは利用できません。