これから始めるGoogle Workspace – ②

公開日:2021/07/09
最終更新日:2022/08/10

 

前回は、Google Workspace開設まで説明いたしましたが、今回は開設後の必要な設定について解説いたします。

※前回のコラムはこちらからご確認ください。
 https://www.mitani-edu.jp/column/058/

開設後の設定について

Google Workspaceの開設が完了したら、以下の設定を行います。

1.ドメイン所有権の証明
2.組織の作成
3.ユーザーアカウントの作成
4.メールの配信設定

Google Workspaceの管理設定はGoogle Workspace 管理コンソールから行います。
管理コンソールには下記URLからアクセスできます。
https://admin.google.com

それでは、それぞれの設定について詳細を説明していきます。

ドメイン所有権の証明

まずはじめに、ドメイン所有権の確認を行います。
ここでは、申込みの時に入力したドメインの所有権を証明する作業を行います。

1.管理コンソールににログインします。

2.[ドメイン所有権を証明]をクリックし、その後[所有権を証明]をクリックします。

3.確認手続きの流れ TXT確認の画面で、[続行]をクリックします。

4.次の画面でTXTレコード(google-site-で始まるランダムな文字列)が表示されるので、[コピー]をクリックし入手します。

5.ドメインの所有権を証明するには、入手したTXTレコード文字列を、DNSサーバ管理者に伝え、DNSサーバにTXTレコードを追加してもらいます。

6.TXTレコードを追加したら、Google 管理コンソール(admin.google.com)から 再度[ドメイン所有権を証明]に進み、4でTXTレコードを確認した同じ画面、下部の[ドメインの所有者を証明]をクリックします。

7.DNSサーバに登録したTXTレコードが Google で検出されるとドメインの所有権確認が完了し、サービスをご利用いただけるようになります。

手順は、TXTレコードをDNSに登録してドメイン所有権を確認する方法をご紹介しました。
他の方法、詳しい手順については、Googleが公開しているページをご参照ください。

※Google Workspace のドメインの所有権を証明する
https://support.google.com/a/answer/60216?hl=ja&authuser=1&ref_topic=9196

ドメイン名とDNSについて

ここでは、ドメイン名とDNSについて簡単に紹介を致します。

1.ドメイン名とは

ドメイン名とは「インターネット上の住所」にあたり、電子メールを送ったり、ホームページを見たりする時に相手がインターネット上のどこにいるかを特定するためのものです。
具体的には、ホームページアドレス(URL)やメールアドレスの一部として使われます。
インターネット上の各コンピューターには「IPアドレス」という固有の番号が振られており、目的のコンピューターにアクセスするためには、このIPアドレスを指定してアクセスします。

2.DNSとは

目的のコンピューターにアクセスするのに複雑なIPアドレスではわかりにくいため、「覚えやすい名前」と「IPアドレス」を関連づけることでよりアクセスが容易になる仕組みが生まれました。
それがDNS(Domain Name System)と呼ばれるものです。DNSの機能を司るサーバーを「DNSサーバー」と呼び、仲介役となって特定のコンピューターと通信したり、Webサイトを表示したりできるようにしています。DNSは階層構造になっており、一番上に「ルート」と呼ばれるサーバーがあり、その下にはドメインを逆にした順番で管理DNSが存在しており、それぞれの配下のサーバー情報を管理しています。

組織の作成

続いて、組織の作成を行います。
最上位の組織の下位にある個別の組織部門にその群を配置し、その組織部門にのみ設定を適用することができます。

1.管理コンソールにログインし、[組織部門]をクリックします。

2.必要に応じて組織を作成します。
※[親の組織部門]で指定されている組織の配下に、新しい組織が作成されます。
※[親の組織部門]を変更したい場合は、[編集]アイコンから修正できます。

ユーザーアカウントの作成

続いて、ユーザーアカウントの作成を行います。
ユーザーアカウントは 1アカウントごとに作成するか、複数アカウントを一括で作成することも可能です。

1.管理コンソールにログインし、[ユーザー]をクリックします。

2.[新しいユーザーの追加]、[ユーザーの一括更新]からユーザーの登録を行います。
※複数ユーザーを作成する場合、CSVファイルを利用して作成することが可能です。

メールの配信設定

続いて、メールの配信設定を行います。
Gmailを利用する場合、ドメインのメールをGmailで受信できるようにDNSサーバーの変更を行います。
実際にメールの配信設定を行う場合は、既存のDNSおよびメールサーバを運用している業者とよく確認の上、実施してください。

1.利用中のドメインホストにGoogleメールサーバ用のMXレコードを追加します。
※利用中のドメインホストで MX レコードの数が制限されている場合は、表の先頭の 2 つのレコードだけを追加してください。

2.管理コンソールでGmailの有効化を行います。

3.通常は 6 時間以内に新しい Google Workspace のメールアドレスを使ったメールの送受信をできるようになりますが、新しいアドレスでメールを受信できるようになるまでには 48~72 時間ほどかかる場合もあります。

詳しい手順については、Googleが公開しているページをご参照ください。

※Google Workspace のメール向けに MX レコードを設定するhttps://support.google.com/a/answer/140034?hl=ja

各種設定

最後に、Google管理コンソールにてドメイン全体の設定(各アプリケーションの共有設定など)を行います。
必要に応じて既存のメールデータやカレンダーデータなどを Google Workspace へ移行します。その後、Google Workspace の運用開始となります。
Google Workspaceの運用方法については、管理者用のヘルプページがGoogleで公開されているのでそちらをご参照ください。

※Google Workspace管理者ヘルプ
https://support.google.com/a#topic=4388346

三谷商事にご相談ください

今回は2回にわたってGoogle Workspace for Educationの開設手順を説明していきました。
本コラムの内容にご興味がありましたら、教育現場での実績が豊富な三谷商事にご相談ください。

 
 

Google Chromebookに関する資料がダウンロードできます

資料の内容

〇Chromebookとは?
〇推奨アプリケーションのご紹介
 Google Workstation for Education / CEU /
 Classroom 等
〇三谷商事オリジナルサービスのご紹介
 ・導入&保守サービス
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  Google Workspaceサポート
 ・端末障害サポート   等

上記以外も有益な情報を公開しています。

 
 

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