Chromebookの価格と推奨スペック。GIGAスクール構想において魅力的な理由とは

公開日:2020/10/21
最終更新日:2024/03/18

Chromebook、Windows、iPad……。教育現場のIT化を促進する「GIGAスクール構想」に対応する際、全校生徒や教員が利用する端末選びはとても重要です。機能や使い勝手など比較するポイントはたくさんありますが、そのなかでも端末の「価格」を重視するケースは少なくありません。そこでGoogle社が提供するChromebookの価格と推奨スペックなどをまとめました。ぜひ、導入する際に活用してください。

Chromebookとは

Chromebookは、Google社が提供するOS「ChromeOS」を搭載したパソコンやタブレットなどの端末のことです。macOSのように対応している端末が「Macのみ」ではなく、ChromebookはレノボやNECなどの各メーカーから選ぶことが可能です。

また、GIGAスクール第2期では、端末1台あたり補助基準額として5.5万円が設定されており、公立も私立も3分の2が補助予定です(以前は上限4.5万円でした)。そのため、範囲内でより現場に適した端末の購入もしくはリースを検討するケースが多いです。ただ、価格だけでは現場にマッチした端末を選ぶことは困難です。まずは基準となる仕様を把握することが重要です。

文部科学省が推奨するChromebookのスペックと価格

2024年1月に文部科学省が発表した「GIGAスクール構想の実現学習者用コンピュータ最低スペック基準」では、学習用端末の最低スペック基準が提示されています。Google ChromeOS(Chromebook)に関するスペックについて以下で確認してください。

■Google ChromeOSの仕様例
・OS:Google ChromeOS
・CPU:Intel Celeron Processor N4500と同等以上
・ストレージ:32GB
・メモリ:4GB
・10~14インチ、タッチパネル
・その他条件:バッテリー容量8時間以上、カメラ機能搭載など

※ほぼ2020年時とスペックに変更はありませんが、前回は「標準スペック」とされていたものが、「最低スペック」となり、必要に応じて上位モデルを選定可能であることが示唆されているように読み取れます。

GIGAスクール構想対応のChromebook機種

2020年当時、GIGAスクール第1期に対応してGoogle社が公表した「Google GIGA School Package」によると、パソコンメーカーの日本法人を含む6メーカーが計14機種を提供していました。
現時点ではGIGAスクール対応モデル端末やパッケージは準備中となっています。

■Chromebookの主要メーカー
・Acer
・ASUS
・DELL
・HP
・Lenovo
・NEC
・シャープ(Dynabook)

Chromebookの4つの魅力

GIGAスクール第1期では国内の教育市場においてGoogleのChromeOSが圧倒的なシェアを獲得しました。2021年のMM総研「GIGAスクール構想実現に向けたICT 環境整備調査」によると、Google ChromeOSが43.8%と首位になり、2位のiPadOSの28.2%、Microsoft Windowsの28.1%を大きく上回っています。

Chromebookは管理に関わる時間が59%削減、他のパソコンと比べた3年間のトータルコストが57%も削減できるなど豊富な実績を誇ります。それ以外にも、教育向けに開発された4つの魅力を紹介します。

Chromebookの魅力1:素早い起動と長持ちバッテリー

Chromebook の起動時間は、平均して約10秒と非常に早いのが特徴です。そのため、貴重な授業時間を無駄にしません。また、1回の充電で終日利用できる長時間駆動バッテリーを備えているので課外授業も安心です。

Chromebookの魅力2:安心のセキュリティ環境

最新のChromeOSに自動更新。常に最新のセキュリティ環境を維持します。また、クラウドにデータを保存するため、紛失・盗難などの情報漏洩のリスクを大幅に低減しています

Chromebookの魅力3:共有パソコンとしても便利

どの端末からでも、Googleアカウントでログインするだけで個人設定・拡張機能のすべてが自動的に適用できます。いざというときや、共用パソコンでも活用できます。

Chromebookの魅力4:一元設定・管理が可能

どの端末からでも、Googleアカウントでログインするだけで個人設定・拡張機能管理コンソール「Chrome Education Upgrade」で1台の端末から、同じドメインのすべての端末を遠隔で管理・設定可能。管理業務の負担軽減にもつながります。Chrome Education Upgradeではユーザー設定、公開セッション設定、端末設定、端末管理でき、特別な知識は必要ありません。

このようにChromebookは、クラウド型なのでランニングコストを最低限まで抑え、スペックが低めの端末でも快適に動作します。さらにGoogle Workspace for Educationもプランによって原則無料で利用でき、従来のパソコンの導入よりも総保有コストを60%以上、可能になりました。

Chromebookの導入は三谷商事にご相談ください。

私ども三谷商事は、GIGAスクール第1期から多数のChromebook導入をサポートしており、多くの導入実績に基づく豊富なノウハウがございます。
Chromebookの導入・管理で何かお困りの方は、三谷商事までお気軽にお問い合わせください。

Chromebook導入のポイントが分かる資料がダウンロードできます。

資料の内容

〇Chromebookとは?
〇推奨アプリケーションのご紹介
 Google Workstation for Education / CEU /
 Classroom 等
〇三谷商事オリジナルサービスのご紹介
 ・導入&保守サービス
 ・CEUサポート
  Google Workspaceサポート
 ・端末障害サポート   等

上記以外も有益な情報を公開しています。

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