Chromebook活用術~Classroomで課題の進捗管理をしよう~

公開日:2023/05/08
最終更新日:2023/05/08

Google WorkspaceのClassroomとは?

Google Classroom を使えば、課題の作成・配付・採点が簡単にできます。生徒の提出状況や成績も一目で確認できます。ぜひ試してみましょう!

Google Classroomは、教員がオンラインで課題を作成・配布し、学生が提出するための便利なツールです。クラスルーム内での課題管理により、教員は生徒の進捗状況を簡単に確認することができ、生徒もオンラインで手軽に課題を提出することができます。また、Googleドライブとの連携もスムーズで、課題の作成や提出に必要なファイルの共有が簡単にできます。

利用する上での前提条件

Google WorkspaceのClassroomを利用するにあたって、前提として以下の条件を満たす必要があります。
・Google Workspace for Educationに登録していること
・Google Workspaceのアカウントが用意されていること(教員用、生徒用)
・Classroomの教師グループに対象の教員アカウントが登録されていること

詳しくは、以下のリンク先の内容もご確認ください
https://support.google.com/edu/classroom/answer/6025224

課題として配布可能なコンテンツについて

Google WorkspaceのClassroomでは、課題として配布可能な主要なコンテンツは以下の通りです。
・Google ドキュメント
・Google スプレッドシート
・Google スライド
・Google フォーム
・PDFファイル
・その他のファイル

Google WorkspaceのClassroomを操作してみよう

Google WorkspaceのClassroomは、教員、生徒で主に以下の操作を行います。

1)教員:課題を準備する

2)生徒:課題に取り組む

3)教員:課題を採点する

それでは、課題の準備から採点までの流れを、実際の画面を見ながら確認していきましょう。

1)教員:課題を準備する

1.クラスの作成

Google WorkspaceのClassroomを利用するには、クラスの存在は必要不可欠です。
クラスは、Google Classroomで作成することができます。

Google Classroom にアクセスして、教師としてサインインします。
右上の+をクリックしてから「クラスを作成」をクリックします。

クラス名、概要、科目、教室などの情報を入力します。必要に応じてテーマを選択することもできます。「作成」をクリックします。

作成されたクラスのメンバータブの「生徒+」アイコンをクリックして生徒をクラスに追加します。

2.課題の作成と配布

教員は、Google WorkspaceのClassroomを使って、生徒に課題やテスト付きの課題等を作成して配布することができます。

課題
生徒がファイルやリンクを提出する配布形態
テスト付きの課題
Googleフォームで作成したクイズを生徒が回答するものです。テスト付きの課題では、Googleフォームが自動的に採点し、Classroomに成績をインポートできます

今回は課題を配布する手順を紹介します。
作成したクラスの授業のタブから、作成ボタンをクリックして、課題を選択します。

タイトルと課題の詳細を入力し、必要ならば点数や提出期限を設定します。
課題に添付するファイルを選択し、生徒の権限を設定します。生徒はファイルを編集可能、生徒はファイルを閲覧可能、各生徒にコピーを作成のいずれかから選べます。
「割り当て」ボタンをクリックして、課題を生徒に配布します。

2)生徒:課題に取り組む

生徒は、Google WorkspaceのClassroomを通じて、教員から配布された課題に取り組むことができます。

1.配布された課題の確認

生徒が自身のChromebookでGoogle Classroom にアクセスします。
課題を提出したいクラスを選択します。
授業のタブから、目的の課題をクリックします。

「課題を表示」をクリックして、課題の内容を確認します。

2.課題に取り組み、課題提出

「あなたの課題」にある配布された課題ファイルを開いて、課題ファイルを編集する、又は「追加または作成」をクリックして、課題に新しいファイルを作成して添付します。
(省略可)教師宛ての限定公開のコメントを追加する場合は、コメントを入力して投稿アイコン をクリックします。
提出をクリックして確定します。

送信確認画面が表示されるので、再度提出をクリックします。

3)教員:課題を採点・管理する

教員は、Google WorkspaceのClassroomを使って、生徒が提出した課題を確認し、評価することができます。評価には、数字のスコアをつけたり、コメントを追加したりすることができます。

1.提出された課題の確認

Google Classroom にアクセスして、教師としてサインインします。
採点したいクラスを選択します。
授業のタブから、採点したい課題をクリックします。

課題の表示をクリックして、生徒の提出物を確認します。

提出済みの生徒の名前をクリックして、

提出物のファイルを開きます。

2.課題の採点と、生徒への返却

画面右側にある成績の欄に点数を入力します。採点機能を設定していない場合は、採点機能を設定する をご覧ください。

(省略可)限定公開のコメントにフィードバックを入力して投稿アイコン をクリックします。
返却をクリックして確定します。生徒に通知が届きます。

3.課題の管理

同じクラスの中で複数の課題を発行した場合、下画像のように「授業」タブ内で複数課題がリストで表示されます。「手順を表示」をクリックします

「生徒の提出物」タブをクリックします
提出済み、未提出、採点済みの各生徒数、それぞれのステータスの生徒の一覧が確認出来ます。

またクラスの「採点」タブを開くと、下画像の様に、各課題毎にクラス平均、各生徒個人毎の採点状況を確認することが出来ます。

まとめ

如何でしたでしょうか
ここまで見てきたように、Classroomを利用することで、教員と生徒は簡単にコミュニケーションをとり、課題の配布や提出、確認を行うことができます。Google Workspace for EducationとClassroomを組み合わせることで、教育現場におけるデジタル化が進み、教育の効率化や生徒の能力向上に役立てることができます。是非ご活用下さい。

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