「ラーニングアナリティクス(LA)って聞いたことはあるけれど、実際にはどんなふうに役立つの?」
そんな疑問を持つ先生方や学生支援スタッフの方は少なくありません。
LAは単なる“分析のためのツール”ではありません。
むしろ大切なのは、学生自身が「自分の学び」に気づき、よりよい方向に調整していけること。
そこにこそ、LAの本当の価値があります。
ここでは、授業・学生支援・学生本人の学びの自己調整という3つの場面に分けて、CampusLAを使った
実際の活用シーンをご紹介します。
授業での活用シーン
~教員にとって「気づき」と「判断」を支える道具に~
◯小テストの結果から授業を改善
CampusLAでは、講義回ごとのテスト結果や平均値をグラフで可視化できます。
→平均点が低ければ翌週に復習を入れるなど、“感覚に頼らない授業改善”が可能になります。
◯進捗に応じたフォロー
学習時間やレポートの提出状況から、進みが遅れている学生を早期に把握できます。
→ 個別の声かけや支援のタイミングを逃さずにすみます。
学生支援での活用シーン
~「退学予防」や「学びの継続支援」のために~
◯成績だけでは見えないサインを捉える
出席状況や学習時間の変化など、日々の学習ログから「最近急に動きが止まった学生」を見つけられます。
→ GPAが高くてもフォローが必要なケースに気づけます。
◯継続的な見守りを可能に
フォロー対象の学生にフラグを立てておけば、支援を継続的に行う仕組みが作れます。
学生自身による「学びの振り返りと行動変容」
~LAが支援する“自律的な学習”のはじまり~
CampusLAは、学生自身も自分の学習データを見られるのが特長です。
・自分の学習時間はどれくらいか?
・テスト結果やレポートの評定はどうだったか?
・他の学生と比べて、自分はどの位置にいるのか?
こうした情報を学生が自ら確認できることで、
・「このままじゃまずい」と自分で危機感を持つ
・「やれば結果が出てる」とモチベーションを高める
・「どこが弱点だったか」を振り返りに活かす
といった主体的な学びへの気づきと行動につながります。
可視化された“自分の学び”に向き合うことは、主体的な学びにつながります。
CampusLAはその入口を提供します。
おわりに
~LAは「気づき」と「次の一歩」を届ける仕組み~
「ラーニング・アナリティクス」というと“分析”のイメージが強いですが、実際は教員や学生に気づきを与え、
次の行動につなげるための仕組みです。
特別な知識や操作スキルがなくても、日々の授業や支援の中で自然に使えます。
そして学生自身も、自分のデータを見ながら学びを主体的に進められます。
LAは、教育に関わるすべての人に寄り添い、学びを支えるデータ活用を可能にします。
CampusLAはその実現をサポートし、日常の教育・学習活動に溶け込むことを目指しています。